騙されていることに気づいている人々

とあるきっかけで訪れたブログがあった。
別段いつも見ているというわけではなく、たまたま偶然見ただけなので、今そのブログがなんというタイトルだったか、どんなURLだったかなども思い出せない。憶えているのは、livedoor Blogでテンプレートがデフォルトだったということと、アフィリエイトのバナーが所狭しと貼られていたことだった。ああ、こういうブログなんだな、とその時すぐに理解できた。アフィリエイトでいくらか稼ぎたいブロガーなんだな、と。

いつも思うのだが、こういうアフィリエイターはそもそもどんなブログがアフィリエイトで成功しているのか理解しているのだろうか。重要なのは中身だ。至極当たり前と思うのだが、面白くないブログ*1はいくらアフィリエイトを貼ろうが、ほとんど稼げるわけがない。例えば、トラックバックを貼りまくり、リンクスコアを上げて、検索上位に来ようと、一度見て中身がないサイトにもう二度とユーザーは来ないし、来たところでバナーをクリックしようとは思わないだろう*2。大体、ページを開いた瞬間、本文がどこかもわからないほど、Adsenseやら、Amazonアソシエイトやら、A8やら貼られていては、見る気が削がれることこの上ない。そして、やっと読んでみた本文は、数行の独り言や、最近読んだ本の感想2,3行とAmazonだったりするのだ。もちろん、独り言ブログ、感想ブログなどを否定しているわけではない。同じ趣旨でも、さらに+アフィで対価の得られるような内容に満たしていないことが多いのだ。

と、一般的なダメアフィブログに対する疑問を書いたが、その時見たブログはさらに混乱させるものだった。文章を詳しく憶えているわけではないし、上記の理由で再度訪れることもできないので、確認はできないのだけれど、確かこういうことが書いてあったはずだ。

「1ヶ月で○○万稼ぐ方法講座」に申し込みました!!
(http://)
もうこういうの何回目だろ・・・
また騙されてるってのはわかってるんだけど、
今度こそ!って思うんだよね(^_^;)


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騙されているのはわかってる。驚いた。騙されているのがわかってるのに、同じことを繰り返す。そしてまた、アフィリエイト講座を受けているにも関わらず、こんなブログだという。どんな講座でも言われるだろうし、どんなアフィリエイト本にもこう書いてあるはずだ、「中身の面白さが最も重要」と。
所謂、マルチ商法に引っかかる人々も同じなのだろうか。騙されていることはわかっているのだろうか。もちろん、全ての講座を受ける人がこの人のように、わかってるわけではないだろうし、全ての講座が騙しというわけでもないのだろうけれど、こういった人々の心理がわからない。何かに救いを求めているのだろうか。宗教の真理に近いのだろうか。努力せずに儲けようとしているはずなのに、別の方向に努力してしまっている感じで、なんだかお粗末としか思えない。それなら、デザインを見やすくしたり、中身を充実させたり、時事ネタに食いついてみたりすべきではないだろうか。アフィリエイトはよっぽどのサイトでないと、意味がない。要はそこまで成長させてから。

こういったよくわかっていないアフィリエイトブログを氾濫させたのは、マスコミだと思う。ライトユーザーに向けた、IT系雑誌は一時期、こぞってアフィリエイトを取り上げていたし、果てはテレビ番組さえアフィリエイトによる収入と、そのカリスマやらを特集していた。その結果は、玉石混交もいいところだ。
そして、よくわからない人々はカリスマに憧れ(というか、その収入に魅了され)、さらに稼ぐ方法を知ろうと、講座やらに流れ、当たり前のことを言われて帰ってくる。しかし、当然、中身の伴わないブログは収入も上がらず、これはいけないとばかりに、さらにバナーを増やし、また講座を受ける。

マスコミで大々的に取り上げられるカリスマ主婦アフィリエイターという方がいらっしゃるそうだが、私はその人のブログは一切見たことがない。ホントに存在するの? ホントに稼いでるの? 本って何書いてあるの?

まとめ

  • 騙されてるのに気づいているなら、やめなさい。
  • アフィリエイトするなら、サイトを盛り上げてから。
  • 自己満足なら、アフィリエイトはやめなさい。見づらいだけだから。
  • 無駄に長い割に意味がわかりづらくなった。まとまってから書け>自分

*1:笑えるなどのほかに、ためになる、ニュース系なども含めての広義で意味で、「面白い」ということ

*2:アクセス数でのアフィリエイトってあったかしら

スパムがスパムでなくなっている気がする。

何も考えずなんとなくlivedoor Clipの人気クリップなどを見ていた。全体的にユーザー数の少ないはてブといった趣で、最新や人気に上がるものもまだまだ似通っている印象。そのうち、もっと一般ユーザー的なサイトが増えたりするのかなどと考えながら、差別化に期待しつつ、だらだらと見ていた。そのうち、ある違和感に気づいた。
SBMの特徴上その使い方は慣れていないと煩雑で、しかも、そもそもなにをするサービスなのかさえ、わかりづらいと思う。そのため、運営陣はある程度のヘルプ、ガイドなどを用意する。この手のものは、こういったサービスにはなくてはならない。もっと言えば、ヘルプが充実していないサイトは正直ダメだと思う*1。で、もちろんlivedoor Clipもガイドページなどが最初から用意されている。そして、もちろんPermalinkがあるので、クリップできるわけだ。ここで違和感に当たった。
各種ガイドのクリップがおかしい。
クリップユーザー数が妙に多いのはいい。そりゃ、初心者は手近なところから試してみるだろうし、ブックマーク生成のページなんかは、本来の意味でのクリップもされているだろう。けれど、「なんだそれ」と思わず言わずにはおれない、おかしなタグがかなりの数ついている。
例えば、

livedoor クリップ - クリップの設定

a alt="この記事をクリッ class="ldclip-redirect" clip configuration eweb.80code.comtuhanbiyoushamp f height="16" href="httpclip.livedoor.comred httpblog.livedoor.jphituji_kum httpblog.livedoor.jpj5465 httpblog.livedoor.jppiacere195 httpblog.livedoor.jpsnowball26 httpblog.livedoor.jpuradiamond httpc-miscas.hp.infoseek.co.jp httpclip.livedoor.comconfig httpplaza.rakuten.co.jpshokuta httpwww.capcom.co.jpmonsterhun httpwww.frepa.livedoor.comprof httpwww.gizmodo.jp httpwww.jfa.or.jp httpwww.kaoruamane.com httpwww.p-mitateya.comindex.ph JIO last livedoor Merlimz mlm settings src="httpparts.blog.livedoor.j test title="この記事をクリ URIESCAPE$20-20$ArticleTitle URIESCAPE$ie=euc" web width="16" あとで読む お気に入り べろべろばぁ アメリカ人 インテリア クリップ クワガタ ゲット テスト ネコ ハウス ブログ ブログ、スポーツ、旅 ヘルスコ・キュア ペット ボランティア マイホーム マルチ リフォーム ヴィンセント・ブック 一見お笑い実は真剣 乙女 仲直り 住まい 住宅 健康 写真、景色、風景、街 分譲地 副収入・・夢の実現へ 動向 喧嘩 岡山 彼氏 恋愛 旅行 日記 海外、副業 激安 爆発 看護婦主婦の日記 競馬 納得できない 総社 設定 詩,小説,日記 負け犬 車 進化 音楽 風塵

なんだこれ。まったく意味がわからない。
これはタイトルにもあるけども、「クリップの設定」のページについたタグである。「自分のクリップ(ブックマーク)の詳細な設定をするページ」なのである。例えば、クリップの名称を変えたり、自分のブログへのリンクをつけたり、パブリック・プライベートの設定をしたりするページなのだ。なのに、何故、上のようなタグがつくのか。正直理解できない。
「それはお前がSBMというものを理解していて、使っているからだ」と思う方もいらっしゃるかもしれない。確かに使い方のわかっていない、通常のユーザーが間違っておかしなことになってしまってる可能性も否めない。なくはないだろう。しかし、私はこれはスパム業者の所業だと思っている。
いかにもな煽りの文句たちと、URLの断片。軽く見渡しても、スパムの匂いがプンプンする。ここをクリップしている最近のユーザーのほかのクリップを見てみようと思えば、これしかなかったり、もしくはもう一つなにかを登録してるだけだったりするのだ。捨てIDがもう雨後の竹の子の如く、生えまくっている予感がする。
ここまで、クリップにスパムが発生しているというような旨の話を書いてきたが、本当に言いたいのはそこではない。ここのスパムは実はどうでもいい。まったくスパムとして、機能していないからだ。どこにもリンクがなく*2、何とかタグに入れたURLも中途半端で、誰がわざわざ補完までしてアドレスバーに突っ込むのだろうか。機能しないもの作ってどうするんだ、バカ。そう、言いたいことはこれ。使い方くらい理解しろ。
個人の自分のためだけのものはそれでもいいかもしれない。でも、少なくともスパムは自己満足ではいけないはずで、誰かに見てもらって、クリックしてもらわないと意味をなさない。意味がない。ムダなのだ。だったら、使い方を、ヘルプを、ガイドを読むくらいしろ。なんだ、この醜態は。スパムはこういうものなのかもしれないが、あまりにもあまりにもで、怒りすら湧いてしまった。スクリプトでやってるんだよ、なんて指摘があるかもしれないが、スクリプトにしても、これは意味がわかってないと思う。意味がない。
ちょっと説明読めばわかるんだ。スパムがスパムである価値がないんだ、だたのゴミなんだ、お前は。

なんだ、お前は? なにものなんだ? お前の存在理由はなんだ?

*1:作る側となると、ここが一番大変なのだけど

*2:それこそ「クリップの設定」を変更すれば、クリップ詳細に広告したいリンクを貼れるのに。

少し伸びた鼻も折れる

例えば朝起きて、窓の外を見れば、灼熱の世界だったとき、それはやっぱりビーサンで出社とか考える。で、実際にそうしてしまったりするわけだ。ペタペタ言わせながら出社。本人そんな気はないのだけど、やっぱり若干ふざけて見える。半ズボン*1を履くだけで、子供っぽいなんて言われてしまうし*2。ペタペタするし。ふざけて見えるってことは、調子に乗って見えるかもしれない。
そんな感じで普通に仕事をしていたわけだけども、途中、唐突にミス発見。すごく初歩的なミス。
当然、上司に謝りにいくわけだけども、どうだ、ビーサンだ。自分で履いてきておいてなんだけども、こういうミスしたときとか、いたたまれない空気の時に、ビーサンはダメだ。上司、周りの視線ももちろん、なにより自分で自分が情けなく感じる。何を調子に乗ってんだ、と。いや、そんなことはないのだけれど。もしくは自分でわかっていないのかもしれないけれど。
元々、ビーザンで出社するような人間ではなかったのだけれども、ここ最近会社でもそれなりの地位というか、居場所があるようになってきたところで、余裕というか、浮ついた感じが、外見に表れたのかもしれない。
浮かれて調子に乗ってるときほど、ミスをしやすい気がする。これはきっと真理なんだろう。だから、どんなに浮かれてもパンツだけは履こうと思った。

*1:半ズボンってのび太ズボン? ハーフパンツ?

*2:イザ!ね ソースはあとで

クリリンのことか問題

なるほど。激しく今更ながら、把握した。

NGワードクリリンのことかーッ!
http://ekken.blog1.fc2.com/blog-entry-82.html

先日ここでも思いっきりコレに関することを書いてたな、自分。で、まさにid:ekken氏がそのことについて、件の記事のはてブで書いておられたわけで。ああ、なんて無知。厚顔無恥。全面的に同意とかいうと、若干気持ち悪いけども、まあ、確かにそうだよなって、納得。まあ、そもそも自分は「誰だ!誰だ!?」って盛り上がってはいなかったけどね*1
全然関係ないが、だんだん自分の文体が崩れてきた気がする。

*1:単にはてな暦が浅いので、その辺の事情をよく知らないだけ

逆にありの戦略なのか

最近、映画の邦題が酷い気がする。特に気になるのは、韓国映画

とにかく語呂が悪い。「〜の〜の〜の」って、どうなの。もう1つは単純にリズムが悪い・・・。「どん、どどどどどん、どん」。読点が2つも入るタイトルって、あんまりないと思うなあ。「頭の中の消しゴム」、「世界の中心は、君だ」じゃ、ダメなのか。なんで一人称入れちゃうんだ。「世界の〜」は確かにコレだと意味を全て伝え切れてない気もするけど、じゃあ、他になにかいいタイトルあるでしょうに。なにか理由があるのかしら。
と、このように気になるヤツがいるからか。こういうどうでもいいことが頭に残ってしまうタイプに訴えかけるアプローチなのか。もしくは、意図的な違和感で印象に残すという、記録より記憶タイプということでいいね。そういう意味では正解かもしれない。確かに印象には残った。なんだろうと思ったよ確かに。
でも、私はこれで観ようとは思わなかった*2

*1:なぜか両方とも日本の作品リメイクなのは、意味があるだろうか

*2:というのは、むしろあからさまなお涙頂戴、感動巨編が観るまでもなく理解できたからでもある

ちゃんと読めない

大量の文章を、またそれをウェブ上で読んでいると、全然中身を把握していないことがたまにある。少し戻って同じところを読んでみたり、さっと読んで、最初から読み直したりして、やっと意味を把握する。すごく心配だ。数年後に、自分の脳細胞がどんどん死んで、理性的な知能をなくして、動物的に本能で生き永らえる姿が容易に想像できる。想像できる。ということは、そうなるのはもう少し先のようだ。
ところで、この問題は私の脳が死んでいっているからなのだろうか。もちろんそれが80%だろう。でも、それに加えて数%だけれど、書き手の問題もあるような気がする。
正直、読みづらく、理解しづらい文章が多い気がする。無意味に難しい言い回しをしたり、冗長な解説や、たとえ話を持ってきて、全体もずらっと伸びて、サイトを開いた瞬間に読む気が萎える。文字色も強い色だったり、文字サイズが小さかったり、適度な改行やパラグラフ分けもなかったりする*1
少なからず、やはりウェブに書く以上、読み手のことは考えるべきだと思う。必要以上に読者に迎合する必要はないけれど、ちょっと考えてみない?と、毎度冗長文章の人が書いてみる。
あと、単純に内容が小難しいことだったりもする*2ので、やっぱり単純に自分の理解力の低さが90%と思われ。

*1:あと、改行ごとに一行空けとか、文章のリズムが悪いとか、細かいか・・・

*2:最近はてブそんなん多い希ガス

緩やかに上流から下流へ

未だに実家にはネットがない。

「亀田」と「時かけ」 - メディアの扇動力がネットに圧される時代
http://c-kom.homeip.net/review/blog/archives/2006/08/post_288.html

メディアの扇動力が以前ほど発揮できなくなっているという印象があちこちで見られることです。

「メディア」でテレビやら何やらをひとくくりにするのは、ちょっと抵抗があるけれど、これはきっとそうなるんだろう。今回の亀田やらなんやらは、TBS以外のテレビ局が結構つっこんでる。これ結構珍しい気がする*1。特にテレビ朝日は激しい。すぐにY!の投票結果だしてきた。最初からネットに注目してたわけだ。それだけネットの力が大きくなってきたってことなのかなあ、と思ってみてた*2。最近はネットを取り扱ったテレビ番組も数多い気がする。検索ちゃん。くるくるドカン。他にも1コーナーとかでは頻繁にネットがでてくるし、CMも「続きはwebで」とか「○○で検索!」とか言ってる。個人的にはああいうCMは、えーめんどいからいいやー、ってなる。一日18時間近くネット見てるけど、そういう気持ちはならない。一般の人はどうだか知らんけど。つまりそう、ネットが広く認知されて利用されてるって判断したってことなんだろう、きっと。
でも、たまに地元に帰って思うのが、ネット普及率の低さ*3。実家には、もちろんネットはないし、さらに言えばPCもいない。あ、買えないってわけじゃないよ。両親の名誉のために言っとくけど。必要ないの。ネットなんか見なくたって死なない。そりゃテレビもそうだけど。あれは垂れ流しだから。能動的に見に行かなきゃいけないネットとはそういう意味では違う。あと、初老のこれまで全くPCに触れたことない人は敷居が高すぎるのもあるか。で、じゃあ、ウチだけかって言うと、そうでもなくて、周りの知人*4はほとんどネットにいない。仕事の説明するにもまずいろいろ前提となる情報を説明しなきゃいけない。そんな状況、おそらく日本中にまだまだあると思う。だから、亀田はさすがにテレビでもなんでも批判が出まくっているので、気づいている人も多いだろうが、「時かけ」やら「ゲドの不評」なんかは、一般知名度は相当低そうだ。突然、中川翔子という人がテレビにたくさん露出し始めて、誰だかわからなかった人も多そうだし、アキバが「なんか」すごいらしい、流行ってるらしいって、漠然と思ってる人も多そうだ。ブログの認知はほぼ100%だそうだけど、これはネットユーザーを対象にしてるからで、一般認知はどれくらいなんだろうか。
もちろん、これからインフラやPCなんかにおいても、どんどん簡略化されて、一般家庭への普及度も格段に増して、日本全国総ネットユーザー化なんてことになっていくのかもしれない。でも、とりあえず、まだそんなみんな思ってるほど、ネットの常識はリアルの常識ではないように思う。ソースはない。これは自分が思ってるだけ。ひょっとしたら、世間は亀田の勝利を普通に賞賛しているかもしれない*5。ひょっとしたら、「ゲド戦記サイコー!」と思っているかもしれない。ひょっとして、「時かけ?ああ、原田知世?」ってなるかもしれない。だから、いつかネットの力は大きなものになるかもしれないが、まだ、少し先じゃないかとなと思ってる。基準は実家にネットが入って、オカンが普通に調べ物をググり出したとき。ちなみにその次のフェイズは、2chにカキコしたとき。さも当たり前のように、ネットの話をしだすには、もう少し配慮がいるかもしれない。「無断リンク禁止アレコレ」にも繋がるかもしれないけれど。
自分と同じ感情・感覚・思考・知識・知能・知性・理性を持つのは結局自分以外いない。

*1:ここまであからさまな八百長がこれまでなかったからかもだけど

*2:ウソ。見てない

*3:もちろん日本中に帰ってるわけじゃないので、ウチだけかもしれないが

*4:地元に残った組

*5:これはないか