狙いすぎが気持ち悪い。あざとい。

先日深夜に音楽番組を観た。なにやら、ヒップホップ?ラップ?のグループで4人くらいのメンバーがいた。日本の番組なので、当たり前に日本人なのだけど、ラップももちろん日本語で、あーまたいつものアレか、あーあ、なんて観ていた*1。すると、急に胸を鷲掴みされたかのような不快感が私を襲った。

元々、日本語ラップが好きではないので、その違和感かとも思ったのだけど、でも、大丈夫な人たちもいる*2し、違うなあと思っていたら、その理由に気づいた。

歌詞がくさすぎる。井戸田風に言えば「あまーーーい」のである。ちょうど観た彼らの歌詞をざっくり要約してみた。

子供の頃の夏は無邪気だった。またあの頃のように遊びたい。あの頃のような気持ちでいたい。サマタイム、サマタイム。川辺とか、ビーサンとか、虫の鳴き声とか、懐かしくね?いいよね、いいよね。

といった感じ。平たく言えば、井上陽水の「少年時代」。確かにこういった歌詞はもう相当書かれているだろうし、サザン*3やらミスチルやらと何が違うんだ、とお思いになるかもしれない。でもね、これは個人の感覚ですけどね、彼らの場合だとさっきの要約の続きにはこう続くんじゃないかと邪推してしまうわけです。

まあ、おれら今じゃ、毎日パチとかスロだけどね。あれもいいよね、海物語とか海っぽいから夏っぽいよね。あ、そうだ、海いこうよ海。お前車だせよ。あのうるせえやつ。

そう、偏見です。偏見ですけど、正直な意見。そんな彼らが歌う「純情な夏の思い出」。ウソくせえよ。あざといよ。で、そういうのが好きな人、リスナー、購買者っていうのは、もれなく同じタイプだったりするわけで。うるせえ車からそれが流れたりするわけですよ。コンビニ前とかに停まってね

ああ、書いてて気づいたけど、これ曲云々じゃなくて単にそういう人が苦手って話だね。

*1:もちろん真剣にではなく流しっぱなしなだけ

*2:リップとか・・・?

*3:私はサザンもキライですけどね。